CDブック・写真家・松本昌久がこだわる写真とは!「巧(たくみ)写真集」

 52九州・沖縄伝説ℵ[龍の尾]

龍の尾

1200年も前から龍の尾が、歴史と伝統のある蓮城寺に、保存されている。
この、龍の尾は1200年前、寺の一帯を開拓して田畑を作った長者が、内山にある、周囲約4km余りの湖を埋め立てようとしたが、どうにもうまくいかなかった。
不思議に思い、神に祈願したところ、長者の夢のなかに、老翁が現れ、「この湖水に、漏魔王と汝魔王という2匹の龍が、16匹の子を連れているから、埋め立てることは出来ない。8本の剣を湖水に沈めたなら、かの二龍を退け湖水を埋めることが出来るだろう」とお告げがあった。長者はお告げに従い8本の剣を湖水に投げたところ、湖水は急に波打ち、渦を巻き始めた。
それから、数日で湖面は平地となった。その時、夫の漏魔王は妻の龍を助けるため、逃げ遅れ湖底に埋まってしまった。
その際、龍の尾だけが残されたという。